「いとあま。」・・のようなもの。

「いとあま。」(http://itoama-navyblue.hatenadiary.com/)の人の裏?ブログです(・ω・)

特撮ハ子供ト男子向ケノミニ非ズ

変身に憧れて

おそらく、私がリアルタイムで触れた初めての特撮は秘密戦隊ゴレンジャーであったり仮面ライダー」シリーズであろうと思います。実際、リアルタイムで放送を見られる年代です。昨今、「特撮は男の子が見るもの」という考えを持つ親御さんがいるとも聞きますが、私は多分そんなことはなく、普通にTVを見たり、人形を持っていたと記憶しています(キレンジャーが好きだったらしい)。保育園で風呂敷をマント代わりにしておもちゃのベルトを巻いて変身ごっこしてた思い出もあります。女子向けの変身ものは「コメットさん」もあったりしましたしね。

でもやっぱり、年齢を重ねていくと関心は薄れていくもので、その代わりに現れてきた偏見が「特撮は子供が見るもの」。ニュースなどで特撮に出演されて注目されてきた俳優や女優が活躍する様子を見ても、冷めた目で見てしまう私がいるわけで。

「子供に付き合って見た親が唯一の楽しみを探してるんじゃないか?」

と、何処か引いて見てた、はっきり言って子供もいない大人が特撮を見るのは恥ずかしいことだと思い込んでいたのです。周りで同世代の友人がハマっていても冷めた目で見てた、というのが正直なところです。

が、その友人たちに盛大なお詫びをしたいを思う事態が去年起こりました。

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー

 

もともと、ハロプロが好きだった私は、ルパンイエローの工藤遙さんを目当てで見始めました。見始めるにあたり、自分の中で思ってたのは

「多分数回でリタイアするか惰性で見てしまうんだろなあ・・・」

見ることが苦痛になってしまうんじゃないかという大前提。何もかもマイナスな思考からのスタートでした。

ところがです・・・!

全員が個性的なキャラクターのうえに、戦う上で葛藤や信念があって、それを全体の伏線を絡めつつ毎回30分で完結させる構成に、話自体とキャラクターが毎回楽しみになっていきました。正直子供に細かい話は判るのかなあと思いつつ、もし親と一緒に見てるなら親に補足してもらえるのかな。キャラクターがしっかりしてるからどの話でも面白く見られる*1

去年の2月付近の私に耳を近づけて、

「お前は映画も見に行くし超英雄祭にも行っちゃうんだよ!」

とか大声で言ってやりたい(笑)*2

そして友人たちにも土下座してお詫びしたい(^_^;)。今の時代ですから、SNSだったりインターネットの影響も多少はありますが、最終回を迎えた今、喪失感まで出てくるという(苦笑)。

ほんとに、「食わず嫌い」でありました。

とはいえ、これ以降戦隊やライダーを見て行くのかというのはまだ判りませんが、偏見が一気に消えたというのは収穫ですね(^_^;)。

その他もろもろ

冒頭で、「特撮は子供が見るもの」という偏見があったと書きましたが、番組を見始めてから聞こえてきたものもありました。

近所の公園で「ごっこ遊び」をしてる子供を見かけたときに、男の子の中に女の子も混じってて、「じゃ私パトレン3号やるね!」とか言ってたり、おもちゃを持って変身ポーズをとる姿はめっちゃ可愛いなあと思ったり。

帰省した時に、実はちょっと苦手な義兄がルパパトを数話録画してて「ルパンイエローが好きなんだよね」と旦那そっちのけで話をしたり(^_^;)。

友人が超英雄祭の存在を知らなかった私を誘ってくれたり。

気が付くとおもちゃだったり日用品だったり食品だったり名前や姿を見る機会がいっぱいあること。

あとは、番組絡みのイベントや舞台の多さ。同じメンバーで濃い1年間(もっとか)を過ごすから、チーム感が出てきて、メインキャスト同士が仲良くなるというのも納得です。それが実際の作品にもいい影響が出るのかなあとも思います。

思えば、戦隊やライダーで変身できる俳優さんや女優さんてホントに一握りなんですよね。しかも、放送が終わって時が流れても、見てた人にふと思い出して貰えるんだろうなとか思うと幸せな事なんだなあと思う私なのでした。

*1:ところどころ親世代のツボをつくパロディもやってくれる

*2:多分全力で否定されるであろう